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スワップポイント狙いで効果的に利益を上げる方法とは？

FX取引に欠かせないのが「スワップポイント」です。通貨ペアにしている2つの通貨間の金利差によって利益を上げる方法ですが、その仕組みについて解説していきましょう。
たとえば、「ユーロ/円」の通貨ペアで、「ユーロ買い」のポジションを持っているとします。
2009年6月現在、ユーロの政策金利は1%です。一方、日本円の政策金利は0.1%となっています。
つまり、「1%−0.1%＝0.9%」があなたのポジションに適応される「金利」となるんですね。
この時、100万円の取引をしているなら、「100万円×0.9%＝9000円」が、あなたが1年間で受け取る利息という計算になります。

ということは、2国間の金利差が大きいほど、受け取る利息も大きい計算になるのはお分かりでしょうか？
上記のことを考えると、南アフリカの通貨「ランド」や、トルコの「リラ」などは高金利の通貨として人気であり、日本円との通貨ペアにして取引をされている人も多いことでしょう。
ところが、ランドやリラには、意外な「落とし穴」が存在していることも事実です。
ランドやリラは世界的な流通量が少ないため、少しの取引量で大きく変動してしまう傾向があるんですね。
したがって、スワップポイントで大きく稼いでも、変動で大きく損をしてしまうことも考えられるのです。

「大きな金利差＝変動リスクが高い」or「小さな金利差＝変動リスクが少ない」、皆さんがどちらを選ばれるかは自由なのですが、大きな金利差だけに目を取られると、思わぬ落とし穴が待っていることもありますので、くれぐれも注意しておきましょう。